自分で車検を通してみよう‼

 今回は、ユーザー車検の進め方をご紹介します。今年の9月末に4回目の車検を通しました。初回車検を除いてユーザー車検を利用しています。
今までディーラーや馴染みの修理工場などに任せっきりの方も一度は自分で車検を通してみては如何でしょうか!難しいことは何一つありませんよ(笑) 最近流行りの工場見学くらいのつもりで…または、体験学習的な気持ちでチャレンジしてみませんか!下記に流れを掲載しますのでご参考にしてください。(軽自動車検査協会 所沢支所 /  川越・所沢ナンバー管轄)

1.はじめに検査予約をします

  • インターネット検索で『軽自動車検査協会』のホームページを閲覧しご自分の管轄支所ページを開きます。
  • 『軽自動車検査予約システム』をクリックします。
  • アカウントとパスワードやメールアドレスを設定したのち、ログインします。
  • 『継続検査』から予約日時の空き情報を参考にして日程と時間を指定して予約をします。確定されると設定したメールに通知メールが届きます。
  • 当日必要なものも掲載されていますので確認しておきます。

 検査予約については、以上で完了です!

※可能ならば午前中に予約をしたほうがベターです。検査の結果ちょっとした不具合で不合格になった場合、当日中であれば部品交換や調整などして再検査を受けても追加検査料は不要です。後日の場合、改めて検査料がかかります。

  • 検査当日の流れ ……………… 時間に余裕をもって。

1.予備車検場(テスター)に行きます

  • 軽自動車検査協会のそばにあります。事前に調べておきます。
  • ここで、車検とほぼ同じような検査を受けられます。
  • サイドスリップ(横滑り量) ~ ブレーキ ~ 速度計(40㎞)
  • 灯火装置確認 ~ 光軸調整(ライトの向き) ~ 排気ガス

※ヘッドライトバルブを交換しただけで光軸はズレたりしますので予備車検場を利用すると良いでしょう。球切れなども交換できます。また、速度計は必ず狂いが生じます…係員が教えてくれる目安速度を覚えておいてください。本番の車検時はその速度まで出して指定速度40㎞で合格になるからです。大体の場合、ご自分の速度計で40㎞でも実際の速度は35㎞以下ぐらいで指定速度40㎞に達しません。また、サイドスリップ調整などもしてもらえます。(2,000円くらいです。)

2.軽自動車検査協会(車検場)に行きます

 ここからは、4年前⁈の車検の時に『不慣れな方用』に設置してあった車検マニュアルを今後の為にと思いつつ待ち時間中に写メ保存していたものを、加工し…順を追って掲載したうえで流れを簡単にご説明していきたいと思います。

 まず、『車検証』『自賠責保険証』『軽自動車税納付証明』の3点を持参して検査協会窓口に向かいます。継続検査に来た旨を伝えると検査記録紙等の記入用紙を渡されるので、筆記テーブルの記入例を参考にご自分で記入するも良し、所内の代書屋さんに頼んで書いてもらうも良しです。一部捺印欄がありますが、自筆サインで事足ります。記入が終わったら窓口で『軽自動車税納付証明書類』の確認後、『検査手数料』『重量税』を支払います。『自賠責保険』加入については、検査協会内でも手続き出来ますしご自分の任意の保険会社等でもOKです。

 書類準備と納税が済みましたら、予約確認窓口で予約確認をします。支所によるのかもしれませんが、所沢支所では慣れていない旨を伝えた方には、ダッシュボードに置く初心者用の表示板を渡していました。
 検査段階の話になりますが、その表示板を車に置いている方には、検査員が一つ一つ丁寧に説明しながら対応している姿がありました。その検査員のお人柄かもしれませんがあまりの丁寧なエスコートぶりに正直驚きました。


 さあ、これからが本番です。予約確認が終わりましたら建物を出て自車で検査コースに並びます。混み具合にもよりますが、手続きは30分もあれば終わります。

 次は、実際の検査の流れになります。

 いよいよスタートです。はじめは灯火装置関係の検査です。指定位置で停車して検査員に検査記録紙を渡します。あらかじめ検査員の声が聞こえるように窓を開けておきます。あとは検査員が声を出して『ライト点灯』『ハイビーム』『左ウィンカー』『右ウィンカー』『ワイパー』…次々と指示していただけるのでその指示に従っていればOKです。車体番号等は僕の車(24年式ニッサンクリッパーNT-100)の場合、助手席の下…ドア側樹脂部分のふたをはずしたところにあるので、予め助手席側のドアロックを解除しておきます。
 ※発煙筒の有効期限切れしていないか予め確認しておいて、期限切れの場合は差し替えておきましょう。

灯火装置関係の検査が終わると、検査記録紙が返却されます。検査員の指示もしくは先の信号が青になっていることを確認し、その先の停止位置まで進み停車します。

は排気ガス検査です。写真の通り検査器具(プローブ)を手に取ってマフラーに差し込み先ほどの青信号が出ていた電光掲示板の判定を待ちます。

記のように電光掲示板の判定が出たらマフラーから検査器具(プローブ)を抜いて元の場所に戻します。そして、検査記録紙を記録器に差し込んで結果を記録します。

次はサイドスリップ(横滑り量)検査です。
先の電光掲示板に緑色で『進入』と表示されたらゆっくりゆっくり一定の速度を保ち、止まらずに直進してその先の停止位置まで進んで停止します。

※ポイントは通過時に決してハンドルを切らないようにすることです。(微動だにさせないようにします。)

サイドスリップ(横滑り量)の検査をおえたら、その先の電光掲示版が赤色の『待機』から緑色の『乗込』表示に変わったことを確認してゆっくり前進してその先のローラー手前まで一旦進みます。

次は速度計~ライトの光軸~ブレーキ検査です。

ゆっくりとローラーの上に前輪を乗せ前輪停止位置にタイヤの中心を乗せるようにして停車する。前方の電光掲示板の指示に従ってアクセルを踏んで指定速度(40㎞)まで上げて40㎞になったところでピカッとパッシングしてアクセルを離して止まります。
※ポイントは予備車検場で実際の40㎞速度は貴方の車の速度計では45㎞くらいのところですから検査の時は45㎞でパッシングしてください…等のアドバイスされた速度でパッシングすることです。

速度計の次はその場所でそのままヘッドライトの光軸検査(ライトの向き)~フットブレーキ~サイドブレーキ(駐車ブレーキ)の検査です。

前方の電光掲示板の指示に従いヘッドライトを点灯ハイビームにします。光軸検査が終わると電光掲示板に『ブレーキを離す』『ブレーキを踏む』など指示が出るので指示に従って操作します。

※ポイントはブレーキについては思い切って強くかけることです。

 電光掲示板の指示に従いサイドブレーキ(駐車ブレーキ)を掛けます。思いっき引いてください。電光掲示板に検査判定がでて『前が空いたら前進する』と表示されたら前進してその先のリフトに乗せます。

いよいよ最後!リフトアップして検査員が点検ハンマーを用いて目視による足回り、下回りの検査です。


 前進させた前輪をステンレス板の上にのせて停車しエンジンを切ります。この時サイドブレーキ(駐車ブレーキ)を必ずかけ、MT車はギアをニュートラル(N)に…AT車はパーキング(P)にしてください。検査記録紙を検査員に渡し、窓は開けたままにして下さい。乗車したままリフトアップします。検査が始まると『ハンドルを目一杯左にきって』『目一杯右にきって』など声を出して指示があるのでそれに従って操作します。点検ハンマーであちこち叩きながら目視で検査をしてくれます。

 一般的に問題があった場合、『車から一旦降りてください』などの指示を受けて一旦車外に出ます。そのあと一緒に目視して問題個所について説明をしてくれます。問題がなければ、車から降りることなくリフトがそのまま下がり、検査記録紙に総合判定印を押して返却されます。

 検査員から総合判定印を押印した検査記録紙が返却されたら、ゆっくり検査棟を出て駐車場に車を駐車し、検査前に検査予約の確認をした⑤番窓口に向かいます。窓口に置いてあるクリアファイルに検査記録紙を入れて提出しますその際クリアファイルについている番号札を抜き取ります。あとは新しい車検証の発行を待つのみです(笑) 

 番号が呼ばれたら窓口で新しい車検証の氏名・住所等の記載事項に誤りがないかを確認し、間違いがなければフロントガラスに貼付する車検有効期限ステッカーを新車検証と併せて受け取って終了です。

書類手続きと検査時間(順番待ち時間を除く)を合わせても、およそ1時間ほどで終わります。余程混んでいない限り、予備車検場(テスター)~新車検証発行まで2時間以内で終わってしまいます。1日車検のように車を預ける必要もなく、2時間ほどで済んでしまうため、無駄な時間を過ごすこと無くコスパ的にもお薦めです。

今回はユーザー車検のご紹介でした。少しでもこれからのカーライフにお役に立てれば幸いです。是非、チャレンジしてみてください。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。如何だったでしょうか? 視覚的に流れを捉えられると『次はユーザー車検やってみようかなっ』なんて気になってきませんか(笑)

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