誰にでも出来る冷凍冷蔵車のメンテナンス
出来るだけ故障なく、長く使い続けるために…
すっかり梅雨も明け、連日猛暑が続いています。その為か偶然にも一昨日と昨日、2日間連続で冷凍機について愛知・茨城の事業者から故障⁈…心配???の電話が続いたので、今回は『誰にでも簡単にできる冷凍冷蔵車のメンテナンス』をご紹介します。新車時から継続的に施すにこしたことはありませんが、気が付いた(知った)時からでも遅くはありません。是非、実践してみてください。
余りにも簡単すぎて拍子抜けしてしまうかもしれませんが、冷凍機主要パーツの内➤ コンデンサー(外付け)・エバポレーター(庫内付け)の日頃からのメンテナンスと数年周期で冷却ガス交換を行うことで冷却システム全体の調子を保つことになります。
サーマルマスター製コンデンサー サーマルマスター製エバポレーター 日章冷凍製コンデンサー 日章冷凍製薄型エバポレーター

日常の簡単メンテナンス
画像は、キャビンの上で冷凍庫に直付けのサーマルマスター製のコンデンサー、庫内エバポレーターと既存定番付けの日章冷凍製のコンデンサー、庫内超薄型エバポレーターです。
●1か月に1度程度、洗車時に冷凍機のスイッチをONにした状態(設定温度に達していない状況でコンデンサーのファンが稼働している状態)でサーマルマスターなら車の正面から…日章冷凍なら横向き写真を正面に見て…コンデンサーのフィン(銀色アルミ製のミルフィーユ状)に向けて水道水でホースなら約30㎝くらい離しながら…、ケルヒャーなどの高圧洗浄機ならば約1m以上は離してゆっくり左右に振りながら全体にまんべんなく3分~5分くらいかけて洗浄してください。(日章冷凍HP画像参照)
粉塵・泥土その他目詰まりしたものファンが空気を吸い込んでいる状態で放水洗浄することで冷却性能を維持することができ、目詰まりによる高圧異常の故障リスクなどを回避出来てとても有効です。また、コンプレッサーの負担減にもつながり全体的に良好なコンディションを維持することで各機器の全体の故障リスクを軽減して長持ちさせます。
※放水は近すぎるとフィン素材が薄いアルミなのですぐ曲がってしまいます。加減しながら行うのがポイントです。
●また日頃から終業都度、、、荷室の扉を開けて出来るだけ乾燥させることも長く使う為には大切です。予め、常備している雑巾などで軽く一通り拭き上げると乾燥も早くて衛生上のカビ対策や異臭から庫内を防ぐ効果があります。また金属部分の錆を最小限にとどめ、エバポレーターの長持ちにも効果的です。
如何ですか?これだけのことで寿命がだいぶ変わります。
騙されたと思って続けてみて下さい。知らずに使い続けている車とかなり違いが出てきますよ。(笑)
では、今日はこの辺で。。。 Have a nice day !!